読む毒

イヌ

2020年2月の日記

1月31日

職場で教室長が生徒の粗相に対して説教をしていた。私は他人の説教を聞くのが嫌いすぎて,自分らが悪さをしたわけではないのにこれを聞いてないといけないのか……と思うと放心状態になってしまった。自分のほっぺたをつねって変顔しながら聞いていたが話が終盤に差し掛かってから正気を取り戻して神妙な顔で深く頷いていた。


7日

犬のメンテナンスに行った。犬の病院はガラス張りで白くて清潔で,動物のにおいとそれをかきけそうとする芳香剤のにおいがまざっていた。犬は拷問台のようなものの上で手足を拘束されるとチャチャっと爪を切られていた。


11日

休日とは知らずに誤出勤した。


13日

図書館の部屋を借りてセミナーをした。図書館の二階には中庭があって,枯山水と謎のオブジェが配置されていた。枯山水は和風かつ古風なのに,オブジェは現代的なので,不思議な空間になっていた。


17日

実家にある巨大な下駄箱(銭湯とかにあるやつ。ロッカーのようになっていて,番号札を抜くと鍵が閉まるやつ)を親が解体していた。タンポポが咲いていたのでこれから春かと思った。


19日

始発の電車に乗ってフォロワーの家へ遊びに行った。タイ語のスタンプを他人に送りつけると,(タイ語未履修者の)相手はその意味がわからず困惑するという遊びにハマった。スタンプは画像なのでそこに書いてある文字をコピペして翻訳にかけることができない。


20日

いくつかのイベントが新型ウィルスの対策として中止になった。新幹線の席を予約していないADHDしぐさが却ってよかった。怪我の功名?(まだ怪我をしていない)


21日

いくつかのイベントが中止。人は神の怒りに触れて真っ二つになったらしい。いくつかの漫画を読んだ。(『娘の友達』や『あせとせっけん』など) これらについて語りたいことが多くあるが時間と体力がない。2月が下旬になっていることに気がついた。

 


22日

公園に行った。春の気配を感じた。フォロワーと会ったが,待ち合わせるのに駅の近くで演説をしている人(駅には人が多いが右翼系の演説をしている異常者のまわりには人が近寄らない)を目印にしたので,演説者は目印にされたことに傷付いたかもしれないと後日思った。


23日

セミナーを聞いた。そのあと秘密結社の総会に出席した。そのあと横浜駅をふらふら歩いてみたが地下通路でしばらく迷った。


24日

前日に夜更かしして『鬼滅の刃』を読み込んだ。そのあとは夕方まで丸まって寝ていたが,寝過ぎて頭が痛くなった。Lipschitz性の逆数学的性質について考えていた。


25日

前日に博士課程のひとが在学中に書いたノートの全部(紙束)の写真をTwitterに載せていたのをみて,自分の机の上にも同じようなものがあって邪魔なので捨てたいと常々思っていたが,焚き火で燃やしてしまおうと思った。そしてこの日にそれを決行した。夜の多摩川を歩いたが,去年の台風19号の影響でたくさんの流木があって面白かった。


27日

セミナーをした。白いタンポポが密集しているところを見つけた。

 

28日

放心状態で過ごした。

 

29日

放心状態で過ごした。


ちなみに29日で2月が終わることに気づいていなくてさっき驚いた。