読ん毒

9歳の女児です。東京大学理科1類を目指して浪人をすることになりました。このブログを読むとあなたの貴重な時間が消えます。

2017年11月4日 存在の耐え難き地獄

位相空間帰納次元をブラウアー・ウリゾーン・メンガーの次元と呼ぶ言い方を知り,名だたる数学者たちの名前が並んでいるのが気持ちいいのでいつかこの呼び方をしてみたいと思った。最近は数学が面白くて,生活や迫る受験への勉強が全く進まない。センター試験まで70日もない。無駄なことはしないようにしたいが,数学を学ぶことが破滅へと続いていると分かっているのにやめられない。きっとみんなそうだろう。遅刻寸前の二度寝のようなもの。違うか。

 

季節は変わり,終わりが近づき,11月になった。何の終わりだろう?冬になるととにかく終わりが近づきつつあるという気がする。冬から春への景色の代わりが劇的であるからそう思うのかもしれないし,年末あるいは年度末といった要素が僕にそう思わせるのかもしれない。

 

久しぶりに自分のブログを読み返したら何を言ってるのかまるで分からないので,自分の中の別の自分を見たような感覚がして,怖くなった。見てはいけないものを見たと思い慌てて記事を消し始めたが1つずつ全部を消すのは面倒だったのでブログを非公開にして触れないことにした。
しかし非公開にしてから1日も経たないうちにフォロワーからブログが見れないことを指摘され,もしかしたら自分は他人の楽しみを奪っているのかもしれない,自分に人の楽しみを奪う権利があるのだろうか,と考えると分からなくなってしまったので公開し直した。

 

日記なので今日何をしたか書こう。水槽の掃除をした。終わり。青銅のような綺麗な殻を背負っていたタニシが死んでしまったのだが,その殻が水槽の底で劣化してボロボロになり,鱗がめくれるようにぱらぱらと崩れたのが印象的だった。と思ったらゴキブリが水槽に転落死したらしく,ゴキブリの何枚か重なっている翅が崩れる様子を見ているだけだった。

 

最近困ったことがいくつかあり,一つは夜に寝れないことで,もう一つはお金がないことだ。これは最近と言うよりは昔から今までずっと続いていることだと言ったほうが適切かもしれない。寝れないのはどうも頭の調子がおかしくなってしまったからで,これ薬があれば解決できる。そして薬はお金で買うことができる。よって全てはお金の問題だと言い換えることができる。お金がない。お金は運と労働によって手に入れることができて,このうち確定的に行動ができるものは労働なので労働すれば良いのだが,僕にはこれ以上たくさんの労働をするような余裕がない。労働をするには時間と精神と体力と能力の余裕が必要だ。能力は仕事の内容のさじ加減といった要素が強いので置いといて,問題は時間と精神と体力だ。一番重要なのは時間だろうか。時間のない人間はどうやっても労働はできない。何故これらがないのか。理由は僕が浪人していること,犬の散歩に1時間以上かかること,食事を用意して食べるまで時間がかかること,夜に寝れないこと,心が弱いこと,時給が低いことなどに見出せそうだ。これらの中には直ぐには解決できないものもあれば,お金で解決し得ることもある。
よってお金がないので余裕がない,余裕がないから労働できない,労働できないからお金がないという循環をしていることが分かる。この循環を繰り返していれば間も無く全てを消耗して破滅する。どうすればいいだろう。身を切り詰めて余裕を作ることを一般に"気合いを出す"と呼ぶが,気合いを出すこと破滅が逃れられるかもしれない。あるいは破滅を受け入れる手もあるだろう。破滅を受け入れる態度を人は"大人になる"と言う。大人になるのが良いことかどうかは分からない。

 

前髪が長くて目に入るので目が乾く。紅葉を見に行きたいね,とか添い寝したいね,なんて話を誰かとしていたのだけれど,紅葉に関してはどう考えても見に行く余裕がない。欲を言えば川と寺社も見たい。山や畑も見たいけれど,畑は欲をかきすぎたかな。紅葉と川と寺社があればいい。適切な候補として鎌倉,三鷹深大寺,高尾山あたりを思い浮かべる。センター試験まであと70日もない。今年は諦めることになりそうだ。添い寝をする相手ももちろんいない。(銀座にある昼寝カフェで僕と昼寝するメイツを募集します。デカい猫,具体的にはメインクーンの方はこのブログを読んでもし興味があったら連絡してください)

 

今日の日記のタイトルはファイアパンチ7巻の帯にあった言葉を使った。漫画の帯の言葉は結構好きだ。しかし漫画の帯は話題性も保存性もないのですぐに忘れられてしまう。残念。

ファイアパンチは好きな漫画だ。主人公が何かを解決しようとして行動するたびに全てが台無しになるのが見ていて面白い。この"全てが台無しになる"のスケールが大きくて,何万人とかの人間が死ぬので面白い。シェフが料理する様子をきちんと見守った後に晩餐のテーブルから皿を全て落とすような感覚。これだけを言うと趣味が悪い人になってしまう。他にも面白いところがある。ファイアパンチの何よりも魅力は,迷走しているようにしか思えない展開が後から読み直すと整ったひとつのストーリーになっているのがすごい。どう見ても正解ではないと思っていた展開が,後になるとこれ以上ない正解になっている。宗教,映画,演技,嘘,特殊能力などといったばらばらの題材が一つの話にまとまっているのもすごい。本当にすごいのでオススメ。

他に最近読んでいる漫画と言えば宝石の国がある。宝石の国の主人公も行動するたびにみんなに迷惑をかけているが,失態の代償として自分の身体と記憶という大きなものを失いながらも,主人公が確かな成長を遂げているのが心苦しいようでいて見守りたいような気持ちになる。なにより宝石の国はキャラクターがかわいくて生き生きとしていて,みんなそれぞれ個性を持って支え合っているところが良い。

それから少女終末旅行も面白い。内容は遥か未来に人類が滅んだ世界で少女二人が何気ない会話をしながら旅をしているだけに見えるが,色んなところから退廃や死が覗き見えるのが面白い。二人は食糧を失えば飢えて死ぬし,燃料をなくして車が動かせなくなっても死ぬ。建物の倒壊に挟まれても死ぬし,極寒の中で寝る場所を見つけられなくても死ぬ。何気なく話しているけれど二人は死に囲まれている。ポストアポカリプスの世界でかつての人々の暮らしの痕跡に触れるシーンも感傷的かつユニークで面白い。二人の旅の行く末を想い,目が離せなくなる。

 

漫画の紹介をしているのか怖い話をしているのかよく分からなくなってきた。人間の生殖とか,単連結な3次元閉多様体とかのもっと面白そうな話をしたいが,これ以上書く気がないので友達が撮った工場の写真を貼って終わる。綺麗な景色を共有できるからカメラはすごい。健康になりたい。

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